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Kumaによる雑記ブログ。その時々感じていることを、将来の自分に向けた備忘録的な位置づけで残しておくための場所。

転職活動中の現職との向き合い方

過去4回の転職活動中はいつも、現職では平常運転を続けながら次の仕事を探してきた。
 
次の仕事のオファーレターにサインをするまでは現職で平常運転を継続する。
休みがちになったり、仕事で手を抜いたりすることは無い。
 
オファーレターにサインしても最終出社日までは基本的に平常運転だが…
 
そもそも休みがちになると怪しまれるリスクもある。
基本的には平常運転の範囲内で活動を並行して行い、志望度が高い企業の最終面接など、「ここぞ!」というタイミングで有給を使う。
 
本格的な転職活動をしているということは、現職に対する温度感は低いという前提があると思うが、それでも業務自体は平常運転を続ける必要がある。
 
現職を平常運転しながらの転職活動はかなりタフだが、リスクを最小限にするためにはそれを乗り越える必要がある、と考えている。
 
なぜ現職での平常運転が必要か。
 

現職で平常運転した方が良い4つの理由

 
給料・生活面のリスクヘッジ
転職先が確定している、もしくはある程度の見通しが立っていれば良い。
だが、1つも内定が無い状態の時は、現職での業務継続がファーストチョイス(というかそれしか選択肢がない)となるからだ。
 
”転職する”ことは決めていたとしても、他に選択肢が無い状況下では現職から給料をもらうしか無い。
 
転職活動に一生懸命になりすぎて現職での評価を下げたり、同僚の誰かから社内にバレてしまうようなことは絶対に避けたい。
 
人脈・繋がり
去り際は汚いよりもきれいに越したことは無い。
世の中意外と狭いので、またどこかで仕事で絡む可能性もゼロではない。
 
後々の人脈や、転職先での早期の成果創出にも繋がる可能性もある。
どうせなら、”また戻ってきて欲しい”とか、”何かあったら仕事をお願いするかも”という関係性で辞める方が良い。
 
また、人材の流動性も高まっている時代でもあるので、実際に「戻ってこない?」や、「仕事一緒にやろうよ」と言ってもらえることもある。
 
採用サイドとしては、新規採用にはコストもかかるし、人となりや会社のカルチャーを知っている方が即戦力として計算できる。
友人、知人を見ていても結構ありそうだ。
 
出戻りセーフティネット確保の意味でも去り際はきれいにしておいた方が良い。
 
市場価値の最大化
現職での業務の中で、さらなる成果を上げて自身の市場価値を高める可能性もある。
これは転職活動での経歴やトークにも直結する。
 
転職活動期間は3か月~半年程度が一般的だ。
その間に少しでも成果が上げられれば、職務経歴書的にも面接時のトークにも盛り込めるようになる。
 
そのためにも、現職では平常運転を続けてしっかりと価値を生み出すことが重要になる。
 
現職残留も選択肢の1つ
仮に一度”転職する”ことを決めていたとしても、転職することが必ずしも「是」とは限らない。
 
内定が出た際にも、現職はキャリアの選択肢の1つとして考えるべきだ。
現職、転職先の条件や業務内容などをまな板の上に並べた上で比較検討して決断する。
 
長く活動を続けても希望の企業や職種でなかなか内定が取れない可能性もあり得る。
その時は一度活動を中断して、現職残留という判断も必要になる。
 
それまで平常運転できていないと、上司や同僚の信頼を失ったり、干されてしまったりと貴重な選択肢の1つが失われることにも繋がりかねない。
 
最後の判断をフラットな状態で行うためにも、平常運転しておくことが必要だ。